唐突に三国無双2について語る
初めての無双は三国無双2猛将伝だったので、猛将伝のストーリーが正史だと思ってました…。ストーリーとキャラ付けを簡単に説明すると・・・
(ストーリー)虎牢関スタート、三国連中を潰して最後は董卓と戦闘
(キャラ)ただのイケメン。後の作品から入った人からすると「マジで呂布!?」ってレベルで普通。董卓に敬語を使う、「雑魚」という言葉を使わない、そこまで貂蝉バカじゃないetc.
(キャラ)6あたりからの黒い面がほぼ無いです。ラストのセリフ「終わったのね、なにもかも」は感慨深いものがありますね。
(キャラ)とりあえず今よりスリム。「皆殺し」とか「酒池肉林」とかはこの頃から言ってるけど、今ほど下品な感じはない気がする。
(ストーリー)民を連れた南蛮への逃避行
(キャラ)怪しい宗教の教祖ってより民思いの苦労人って感じ。妖術使うけど。
(ストーリー)蜀・呉を滅ぼして最後は曹操と戦闘
(キャラ)正しく名族。官渡の戦いで「気を抜くな、相手はあの曹操だぞ!」っていうくらい名族です。ラストの五丈原ムービーもカッコいい。
(ストーリー)逆七従七擒、孔明の言い訳が・・・(;・∀・)
(ストーリー)夫婦武将の皆さんにちょっかいかける
(キャラ)南蛮夫婦はあんまり変わらないです。
初の猛将伝だからか、無印の補完の側面が強いイメージ。演出に関しては張遼、黄蓋、呂蒙、黄忠、張コウに追加セリフがあります。理由としては張遼は呂布、張コウは袁紹に仕えていたから、あとの3人は他軍と声優さんが同じってことでしょうね(黄蓋は呂布、呂蒙は董卓、黄忠は張角、張コウは孟獲と同じ声優さんです)。
それと後の作品と2とでキャラ付けが違うだろ!って武将
淵ジェル要素ゼロ。
今よりずっとおとなしいし若武者って感じ。正義厨になったのは多分3の成都制圧戦から。
黒歴史「大喬でーす」。清楚でおとなしくなったのは次の3から。妹の小喬は逆におとなしい。
今ほど劉備スキーな感じじゃないし、孔明にそこまで嫌われてない。「死ネ」「殺ス」はテンプレだけど。
今より声が低い。ナルシストっていうか耽美って感じ。
今より声が高いのでこっちも若武者っぽい。「山田ァァァ!」もこのゲーム発祥。
夫より先に出てきた唯一の女性武将。最近のは若い連中に嫉妬する年増みたいになっててあんまり好きじゃないんですよね。
あんまり知将って感じがしない。合肥で挑発してくるけど。
三国無双2のトラウマ
・甘寧
→無双乱舞がほぼガード不能、しかもいきなり打ってくる鬼畜仕様(後述)。
・どこからともなく飛んでくる矢
→メモリの容量だったかと思いますが、弓兵は表示されてないのに矢がとんできます。たいてい5人セットですが近づいても逃げるうえにやたら堅く、通常攻撃出し切っても倒せない→散らばっていろんな方から狙われるという悪循環。
・夷陵の魔物
→夷陵の戦い・蜀軍シナリオでステータスが強化されている敵総大将の孫権、火計の成否に関わる陸遜、朱然(モブ)のほか、甘寧、呂蒙(あと孫尚香付近の拠点兵長)のことで、特に呂蒙のことを指す。ユニーク武器ゲットの条件がここになっている武将が3人(黄忠、姜維、魏延)おり、武器ゲットの難易度を上げている。
火計が成功した場合、総大将の劉備が本陣に引っ込むが味方はほぼ全滅、火計が失敗した場合は劉備が本陣に引っ込まないので前線でお守りプレイを強いられる二重苦(ただ、高難易度だと火計が成功する前に味方はほぼ全滅してるけど)。
後作品から入ったら驚きそうなこと
・初期状態では乗れない馬がある
→階級が低いと馬に落とされます。
・馬は呼んでも来ない
→というか呼べません。
・馬がいなくなる
→最後に乗った馬を記憶するようになっているらしく、別の馬に乗り換えると以前乗っていた馬は画面外から消えると勝手にいなくなります。
・自動ロックオン
→敵に攻撃を当てると勝手にその敵をロックオンする機能(真ガンダム無双だと切り替えありで実装されてるシステムです)。なので乱戦時に武将を無視して雑魚を斬る、チャージ攻撃を明後日の方向に打つこともしばしば(無双4でなくなりました)。
・自分の防御力を上げると敵の攻撃力が上がる
→防御力を上げるとガードが崩されにくくなるメリットもありますが、味方の防御力は当然そのままなので「玄武甲は味方殺しのアイテム」とされていたとか。
・クソアイテム
→肉まん回復量が上がるアイテム(上昇値が+15なら回復量が15上がる仕様。100→115とかになったってほとんど意味ないです)や、自動で受け身を取るアイテムなど(そやり方が分かれば受け身とるの難しくないし、普通に起き上がる方がいい場面も・・・)。無双乱舞の発動が遅れるため、無双ゲージを伸ばす青竜胆もどちらかといえばこの部類。
・クソ武器
→高難易度で一定の条件を満たすことでゲットできる第4、第5武器。どっちかが強ければ何も問題ないですが、劉備や馬超はどっちの武器もクソ性能のため厳選できる3武器(基本攻撃力は同じ)の方が強いという本末転倒ぶり。一応フォローしておくと第4、第5武器には属性や特殊アイテム効果がついているものもあるので、そっち目当てで使うキャラも一部います。
・敵が硬い
→クリア時の撃破人数が1ケタもザラ。
・ノーモーション無双乱舞
→いきなり打ってくるのでカウンターで無双乱舞→鍔迫り合いに持ち込めないとそのまま死ぬことも。特に先述の甘寧の他、食らってるときにキャラが浮かない(ダメージがデカい)剣君主キャラや呂蒙(戟のモブも同じ乱舞をしてくる)、張遼などは要注意。
・配下武将がどこにいるかわからない
→そもそも5以降は配下武将の概念がなくなりましたが、マップ画面で配下武将が見られるのは3と4だけ。2では攻略本とか情報履歴で大体の位置を割り出さないといけません(ユニークアイテムやユニーク武器で配下武将の撃破が必要なことももちろんあります)
・自動ロックオン機能
→2と3にあった、攻撃を当てた相手を勝手にロックオンするありがた迷惑な機能。相手が地面に落ちるまで続くので敵に背を向けて明後日の方向に攻撃し続けたりすることも。通常攻撃を5回空振りしてチャージ6をすれば自由に方向キーで向きを変えられるので、曹操や夏侯淵などチャージ6が連続攻撃のキャラはこの方法で雑魚をまとめて倒せます。
ここまでネガティブなことばっかり書いてますが、やってて楽しい部分もいっぱいあります。
・自機ムービーが多い
→どの武将でも流れるムービーがとにかくたくさんあります(官渡での烏巣発見、長坂橋仁王立ち、五丈原の司馬懿挑発など)。無双モードクリアのエンディングもそれぞれ3種類用意されている気合の入りっぷり。内容も「踊る桃園3兄弟」とか「肉まんを取り合う魏の武将2人(どちらもランダム)」とか一部とんでもないのがあります。
・自由度が高い
→戦国無双のミッションのような「○○しないと○○できない」が少ないです。だいたいのステージで総大将が最初からいるので、「いきなり総大将に突撃する」「味方と足並みをそろえて進軍する」のどちらでもいけます。
・BGMやSEがいい
→敵にダメージを与えた時の「ザシュッ」って音や、真・無双乱舞発動時のSEは無双2が一番爽快感あると思います。
いろいろ書きましたが私は無双シリーズの中でも一番好きですというお話でした。
初期なので「このキャラはこう」っていうのも薄いので、キャラの押し付けが苦手な私にとってはあってるのかなと思います。
戦国無双2みたいにPS3でHDバージョンとか出ないかなーと思いましたが、三国無双2のあの固さでワラワラされたらワッショイされる未来が見える見える・・・。